<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2010年10月29日

【環境】3社共同でトラック用アイドリングストップクーラーシステムの開発

アイ・シー・エル、三菱化学、日本フルハーフは、3社共同で太陽光発電を利用したトラック用アイドリングストップクーラーシステム「i−Coolソーラー」を開発した。三菱化学の太陽電池パネルを日本フルハーフの専用架台でトラック荷台上面に実装し、アイ・シー・エルが今年5月に発売開始したi−Coolと組み合わせることで、太陽光発電を利用して冷房することができる。

このシステムを使用することによって、10tトラックにおける一般的な走行パターンを想定した場合、以下のような効果が期待できる。

(1) 停車中に、アイドリングをせず「i−Coolソーラー」で冷房することで、
停車時間1時間当たり約1.8リットルの軽油消費を削減できる。

(2) 走行中に、既設エアコンによる冷房と「i−Coolソーラー」冷房を併用することで、
約1パーセントの軽油消費を削減できる。

(3) (1)(2)を合わせて、1台当たり年間約1,500リットルの軽油消費を削減できる。

(4) (3)は、1台当たり年間約3,300キログラムのCO2排出削減に相当する。
日本国内のすべての10トンバントラックが「i−Coolソーラー」を利用すれば、
年間約50万トンのCO2排出を削減できることになる。

(5) バッテリーを常時満充電に近い状態に維持できるため、
ウィング開閉やテールゲート昇降等、バッテリー電力による荷役装置の稼動を
安定的に行える。また、バッテリーの過放電を低減し、バッテリーを長寿命化できる。

今後3社は発売に向けて更なる実証実験と仕様改善を進めていく。

 

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| その他の取組内容 【取り組み内容別】