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2010年10月08日

【知識】Android向け絵文字ソリューションの開発・提供で協業

キヤノンMJ ITグループのキヤノンITソリューションズ(以下:キヤノンITS)とジャストシステムは、Googleが提供するオープンプラットフォーム「Android」を搭載したスマートフォン向けの絵文字ソリューションの開発・提供で協業する。

近年普及がめざましいスマートフォンにおいても、日本のケータイ文化である絵文字対応へのニーズは高いといわれている。絵文字は通信事業者ごとに仕様が異なり、1コマだけの静止画のものもあれば、最大6コマの動く絵文字まで複数種類の仕様が存在する。Androidでは絵文字のデータを扱うためのAPIが準備されているが、日本市場で普及している動く絵文字の表示には対応していない。

両社の協業において、Android向け開発に実績があるキヤノンITSが、文字コードが割り当てられている絵文字(動く絵文字を含む)の描画モジュールを開発する。この絵文字描画モジュールを導入することで、簡単に日本国内の各通信事業者の仕様に従った動く絵文字までを表示することが可能となる。また、ジャストシステムが開発するAndroid向けの日本語入力システム「ATOK for Android(仮称)」との連携により、バリエーションある絵文字の中から使いたい絵文字を、読みからの予測変換機能を使って簡単に入力できるようになる。両社はこの絵文字ソリューションの仕様を共同で作成し、動作確認なども共同で行う。

両社は、Android向け絵文字ソリューションを、携帯電話機メーカーに提案する。メーカーは本ソリューションを採用することで、手軽に絵文字入力機能を自社のスマートフォンに組み込むことができる。当初は文字コードが割り当てられている絵文字を扱えるソリューションとして提供を開始するが、今後各種携帯電話端末にプリインストールされているデコレーション絵文字や、メールなどで入手したデコレーション絵文字への対応を順次行い、両社でAndroid搭載スマートフォンでの絵文字入力環境の向上に貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識