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2010年10月06日

【物流】トラックドライバーの健康管理マニュアル

1日、全ト協は運転者の体調不良による交通事故を撲滅しようと「トラックドライバーの健康管理マニュアル」を発表した。運転者の体調が十分でないことが原因となって起こる「健康起因事故」の多くは、日常の健康管理がきちんと行われていれば十分に防ぐことは可能として、運行管理者用とドライバー用の2パターンのマニュアルを作成し、健康管理を効果的に進めるための必要事項を分かりやすく解説している。

運行管理者用マニュアルは、@注意すべき疾病と健康起因事故のメカニズムA定期健康診断などの結果に基づく健康管理(定期健康診断などの実施、健康診断結果に応じた対処、地域産業保健センター事業の活用方法、医師の意見に応じた対処)B点呼時における注意事項C「健康管理ノート」作成のすすめの4つの項目で構成されている。運行管理者は、自動車の安全運行を確保する上で重要な役割を担っているとして、同マニュアルを活用し、点呼などの機会を通じて運転者の健康管理を行うよう促している。

また、ドライバー用マニュアルでは、元気に安全・安心運転業務に携わるためのトラックドライバーの健康管理のポイントとして、いきいきと仕事をするために健康管理の大切さを知ることなど7点を挙げている。また、健康管理自己診断シートでは、「常日頃から確認しておくチェック項目(7項目)」、「病気などを治療しているときに確認しておくチェック項目(3項目)」、「具体的な病気に対して確認しておくチェック項目(14項目)」の3つを挙げ、セルフチェック項目で普段から自分の健康状態を確認できるようになっている。チェック項目に1つでも該当するものがあった場合は、各項目毎にどのように対処すべきかを解説している。

なお、本冊子は国土交通省自動車交通局(平成22年7月)資料を基に作成されている。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連