2010年10月05日
【知識】三井物産とスターゼンが食肉事業における業務提携
三井物産とスターゼンは、食肉事業の生産・加工・製造・物流・販売分野におけるバリューチェーン強化を目指し、業務提携を行うことに基本合意した。
スターゼンは国内畜産業界最大手の一角を占める食肉卸・加工業者であり、「食を通して人を幸せにする生活関連企業となる」を経営ビジョンに食肉と食肉製品分野において、産地から食卓までの一貫したネットワークを構築しており、自社生産規模の拡大や効率化、販売・物流網の強化による更なる事業基盤の拡充を目指している。
三井物産は食料・リテール本部における事業の一つとして、飼料原料の輸入・販売、また関係会社等を通じて配合飼料の製造・販売、鶏肉の加工・製造・販売及び種豚の生産・販売等の飼料畜産分野での事業を展開している。今後の更なる事業展開においては、これらの既存事業の強化に加えて、食肉事業分野における機能強化が必要であり、対応策を模索していた。
三井物産はスターゼンの２．５３％の株式を保有する株主でもあり、両社と両社の関係会社は従来より取引関係にあるが、今回の業務提携は両社の目指す方向性や目的が合致したことにより実現した。両社が主に豚肉事業分野において相互の経営資源を以って協業することで、将来に亘りより強固な生産から販売までの一貫したバリューチェーンを構築し、消費者により安全安心で美味しい豚肉及びその関連商品を安定的に提供する。
尚、スターゼンは三井物産の鶏肉事業子会社であるプライフーズの第三者割当増資引受を行った。今後、鶏肉に関しても同様に両社の連携を強化する。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:35| 知識
