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2010年10月04日

【流通】申請書を自動作成する申請書発行システムを開発

凸版印刷は、金融業界や流通業界向けにスーパーや銀行などの店頭で、運転免許証をはじめとする公的認証カードの券面の印刷データを読み取って、自動的に転記、簡易的な本人確認なども行い、各種申請書を自動的に作成する申請書発行システム「SpeedEntry plus」(スピードエントリープラス)を開発、デモ製品の第一弾を完成した。凸版印刷では、今後搭載する機能など検討し、2011年4月を目処に販売を開始する予定にしている。

これまで、クレジットカードやポイントカードなどの申請書の作成に関して、企業は、窓口や店頭での申込受付や郵送業務の負荷、申請書の郵送コストや、環境対応におけるペーパーレス化などが大きな課題となっていた。また申込者も、各種申請書に必要情報を記入して手続きする必要があり、多くの手間がかかるため、記入の煩わしさから申請を見送るなどのケースも見られた。

これらの課題を解決するため、今回、凸版印刷は申請書発行システム「SpeedEntry plus」を開発。公的認証カードの券面の印刷データをOCR(光学式文字読取装置)で読み取り、文字情報として記録する。この情報を自動的に、各種申請書で必要な氏名や住所などを所定の様式に転記し、申請書を作成。申込者の記入や、店舗での受付業務などの負荷を軽減する。店頭で即座に申込手続きを完了でき、さらに紙を使わずにデータ形式で公的認証カードのコピーや申請書類の保存を行うことができるため、郵送費の削減や、ペーパーレス化を可能にする。

また、ICや券面の情報の読み取りから、簡易的な本人確認を行うことを可能にする。「SpeedEntry plus」には操作しやすいタッチパネルを採用し、付属のタッチペンを使って、補足が必要な電話番号やふりがな等の情報の追加・修正を行うことができるようになる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通