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2010年09月17日

【流通】世界初!450℃の高温に耐える超耐熱ICガラスタグの試作品を完成

--- 過酷な環境下でのICタグ利用を検討している業界に ---

凸版印刷は、450℃の高温に耐える超耐熱ICガラスタグの試作品を世界で初めて完成した。今回、凸版印刷は、ICチップを限りなく真空に近いガラスの中に封止加工する技術を確立し、ICタグの耐熱性を向上、従来のICタグの約2倍となる450℃の耐久性を実現した。現在、作業中の振動や衝撃にもガラスが破損しない、2次加工技術の開発をしており、2011年度の量産化を目指している。

凸版印刷は、日本海事協会および新来島どっくの共同研究事業である「耐熱無線通信タグ(溶融亜鉛めっき適用可)研究開発」(※)に、2010年6月から開発協力のため参画している。この共同研究事業の目的は、船舶の建造現場へ適用可能な作業性と、耐久性・耐熱性をあわせ持つICタグを開発することで、今回、凸版印刷は、この共同研究事業からの依頼を受け、日本板硝子の技術協力を得ながら、超耐熱ICガラスタグの開発を行った。

今後、凸版印刷は、造船業界や自動車業界、建設機械業界など、過酷な環境下でのICタグ利用を検討している業界に向け2011年度の量産化を目指します。


※「耐熱無線通信タグ(溶融亜鉛めっき適用可)研究開発」
日本海事協会と新来島どっくの共同研究。凸版印刷、広島大学、愛媛県産業技術研究所が開発協力のため参画している。
溶融亜鉛めっき下においても使用可能な耐熱性を持ち、かつ船舶の建造現場へ適用可能な作業性と耐久性の高いICタグを開発することを目的として研究を進め、実用的なICタグを開発することで、日本の造船業界の発展に寄与していく

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通