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2010年09月03日

【環境】NEDO トラック・バス用の新変速システム開発

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、産業技術研究助成事業(若手グラント)における2009年度採択課題「トラック・バスの変速時の駆動力抜けによるエネルギー損失をゼロにし、変速中も加速可能な低燃費高加速型変速機の開発」の一環として、京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻の小森雅晴准教授が、トラック・バスなどの燃費向上と変速時に生じる減速感の抑制を両立できる変速システムを開発したと発表した。

この変速システムは、非円形歯車が変速前後の歯車の両方の機能を果たすことにより、滑らかに減速比(※1)を変化させることができる。これにより、変速の際に生じる“駆動力抜け”をなくし、加速時の燃費を向上させることが可能となる。

また、常に駆動力を伝えられるので、変速時でも速度低下することなく加速できることから、運転者や乗客の疲労軽減、そして安全性や快適な運転の実現も期待される。
NEDOは、今後試験車両に変速システムを搭載して試験走行などを行い、早期の実用化に向けて研究を進めていく予定である。

※1 減速比
入力軸と出力軸の回転速度の比。

 

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| その他の取組内容 【取り組み内容別】