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2010年09月07日

【アジア】昭和電工、インドネシアにケミカル用アルミナ生産工場を建設

昭和電工はインドネシア・アンタム社と共同で、インドネシア西カリマンタン州にケミカル用アルミナ工場(以下:新工場)の建設を開始することで合意した。完工は2013年12月、操業の開始は2014年1月の予定。

建設を決定した新工場の生産能力は年産30万トンであり、このうち20万トンは昭和電工、残りの10万トンはアンタム社が引き取る計画。現在、昭和電工は横浜事業所において年産約20万トンのアルミナを生産しているが、生産過程で発生するボーキサイト残渣の海洋投入処分を2015年末までに終了し、横浜事業所での生産からも撤退することを既に決定していることから、新工場における昭和電工引き取り分の20万トンを横浜事業所生産分の代替品とする。

新工場はアンタム社が80%、昭和電工が20%出資する合弁会社インドネシア・ケミカル・アルミナ社(以下:ICA社)が運営する。アルミナの原料であるボーキサイトは採掘権を保有するアンタム社がICA社に供給し、アルミナ生産に関する技術は昭和電工が提供する。なお、新工場の建設は月島機械株式会社がリーダーとなるコンソーシアムへの発注を決定している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア