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2010年08月18日

【流通】HDD本体を取りはずすだけで記録データを瞬時に無効化する技術を開発

--- HDD盗難による情報漏えいを防止 ---

東芝は、HDD(ハードディスクドライブ)における暗号化技術(※1)を応用した情報漏えい防止の新技術として、世界で初めて(注2)、HDDを取りはずしたときなどに記録データを自動で瞬時に無効化する技術を開発した。今後、東芝の暗号化機能付きHDDにオプションとして搭載し、パソコンやOA機器からのHDD盗難による情報漏えい防止策や、機器のリース期間終了時や廃却時などのデータ消去を簡単に行う方法として提案していく。

今回開発した技術は、ディスク上に記録された暗号化データを解読するための「暗号鍵」について、搭載機器から取りはずすなどHDDへの電源供給が断たれた場合に自動で消去し、記録データを瞬時に解読不能とすることで無効化するもので、HDD内の記録領域を複数に分割し、各領域について「電源オフ時にデータを無効化する」、「電源オフでもデータは無効化せず暗号化状態で保護する」など属性の設定が可能。これらの属性をHDD上の領域ごとに組み込むことで、装置に適した情報漏えい防止策を提案し、高度なセキュリティレベルを要求されるユーザニーズに応える。


※1:パソコンやOA機器などで扱うデータをHDDに記録する際に暗号化し、パスワード管理などを行うことで、情報管理者の許可なく第三者がデータを閲覧することを防止する技術

※2:2010年8月10日現在(東芝調べ)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通