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2010年08月12日

【物流】国交省 高速道路無料化実験状況

国交省は、今年度の高速道路無料化社会実験の実験開始後1ヶ月の道路交通状況について発表した。

これによると、実験区間内にある高速道路50区間のうち、平日は1日当たり約3区間、休日は1日当たり約10区間で渋滞が発生している。その主な原因として、一般道路との合流部が平日で約7割、休日で約5割を占めていることが挙げられる。

一方、並行する一般道路の渋滞状況は、時速10km以下での渋滞時間が約6割減少し、時速20km以下の混雑時間は約4割減少している。交通量から見れば、実験区間内にある高速道路の交通量は開始後1ヶ月を通じて、平日・休日ともに平均で約2倍に増加し(平日例で約16,000台〜18,000台)、一般道路では平日・休日ともに平均で約2割減少した(平日例で15,000台前後)という結果になった。

また、重要港湾・拠点空港の最寄ICにおける大型車の出入交通量は、実験開始後1ヶ月で約1.7倍に増加し、特に増加が目立ったインターは帯広IC(帯広空港)で11.3倍、市来IC(川内港)で6倍となった。

更に、実験区間周辺の物流業者へ高速道路の利用回数と物流活動への影響に関するヒアリングを行った所、40%の事業者が高速道路の利用回数が「増加」したと回答し、36%の事業者が物流活動への影響が「良い」と回答している。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連