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2010年08月17日

【アジア】川崎重工 印洋の天然ガス圧送設備向け ガスタービン駆動天然ガス圧縮機トレインを出荷

川崎重工は、インド石油・天然ガス会社(ONGC:Oil and Natural Gas Corporation LTD.)が進めるインド・ムンバイ沖の天然ガスフィールド開発プロジェクト(Mumbai High South Re−Development Phase−II Project)向けに、ガスタービン駆動天然ガス圧縮機トレインを神戸工場から出荷した。今回出荷した圧縮機トレインは、ICP鉱区に設置されるICP−R洋上プラットフォーム向け。

今回出荷した圧縮機トレインは、インドネシア・西ジャワに位置するグナヌサ・ウタマ社のモジュール製作ヤードで組み立て中のガスコンプレッションモジュールに組み込まれた後、洋上プラットフォーム上に据え付けられる。ONGCへの最終引渡および洋上プラットフォームの商業運転開始は2011年4月を予定している。

ガスコンプレッションモジュールとは、限られた洋上プラットフォーム上スペースを有効に活用するため、圧縮機を中心とする駆動機・ガスクーラー・スクラバー・バルブ・制御装置等の機器をコンパクトにまとめた設備で、洋上で昇圧した天然ガスを海底パイプラインにて陸地へ圧送する。

川崎重工は、現在組み立て中であるガスコンプレッションモジュールのエンジニアリング業務についてもインドのアフコンズ・グナヌサ合弁会社(AGJV:Afcons−Gunanusa Joint Venture)からあわせて受注しており、川崎重工が基本設計したガスコンプレッションモジュールに今回出荷した圧縮機トレインが搭載される。

川崎重工は圧縮機メーカーとしては数少ないトータルモジュールサプライヤーであり、インド・東南アジア地域で豊富な実績を有しており、今回のICP−R洋上プラットフォーム向けは51基目、インド向けとしては35基目のガスコンプレッションモジュールとなる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア