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2010年07月27日

【アジア】ホンダ ベトナムで二輪車工場の年間生産能力を200万台体制へ

本田技研工業のベトナムにおける二輪車・四輪車の生産販売合弁会社であるホンダベトナムカンパニー・リミテッド(以下:HVN)は、二輪車工場の年間生産能力を50万台拡大することを決定した。

HVNは、1997年に二輪車の生産を開始して以来、著しい成長を続けるベトナム二輪車市場に対応すべく、2008年までに年間150万台の生産体制を構築してきた。今回の能力拡大により、HVNの生産能力は年間200万台体制となる。

生産能力の増強は、既存敷地内で建屋を拡張して行う計画で、総投資額は約7,000万USドルとなる見通し。稼働開始時期は、2011年後半を予定している。

ベトナムの二輪車市場は、2009年は販売台数226万台(※)と前年比2割増で堅調に推移しており、中国・インド・インドネシアに続いて世界第4位の市場である。特にATモデル市場は75万台(前年比7割増)と、伸長が著しい。HVNは、2006年にベトナム初のATモデルとなるClickを発売。2007年にはスポーティーなATモデルAir Blade、2009年にはLeadを発売するなど、ATモデルを続々と投入してきた。今後のATモデルの需要拡大も視野に入れ、今回の能力拡大の決断に至った。

HVNは、1996年の設立以来、14年間で累計700万台の生産を達成。14年連続で過去最高販売台数を更新し、昨年はベトナム国内のシェア63%と順調に販売を伸ばしている。今後もベトナムのお客様の多様化するニーズに対応するべく、ラインアップを拡充していく。

※ ベトナム国内 外資4社による販売実績

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア