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2010年06月29日

【物流】JR貨物 5月輸送動向

JR貨物は23日、平成22年5月の輸送動向を発表した。これによると、コンテナ貨物は食料工業品、積合せ貨物などが前年を下回ったものの、自動車部品、化学薬品、化学工業品などが前年を上回り、146万3,000トン(前年同月比4.7%増)となった。

5月下旬に山陽線において発生した貨物列車とトラックの衝撃事故及び兵庫県南部地方の大雨の影響により、高速貨41本が運休。食料工業品は気温が低く推移したことにより、清涼飲料水の消費が低迷し3.7%減と低調に推移した。積合せ貨物も一部顧客の荷物量減少や輸送障害の影響で4.0%減送した。

一方で、景気回復に伴う製造業の生産回復を背景に、自動車部品が41.9%増、化学薬品が12.6%増と伸長。家電・情報機器も各メーカーのモーダルシフトが定着して25.0%増送し、全体を押し上げた。

同日に開かれた会見で、小林社長は「堅調に推移している」とコメントし、今期の黒字化に向け、効率化策の推進とソリューション活動や余席販売の展開で達成を目指す、とした。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者