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2010年06月24日

【物流】5両未満トラック事業者 重点監査

関東運輸局は、昨年6月に実施した「5両未満事業者に対する重点監査」の結果をまとめた。これによると、監査対象となった331事業者のうち84.6%に当たる280事業者がトラック事業関係法令に違反している実態が明らかになった。

違反内容をみると、「点呼の実施・記録」違反が178、「社会保険等の未加入」が172、「指導監督」違反が171、「乗務等の記録」違反が126、「乗務時間等告示」の遵守違反が67、「健康状態の管理」違反が48事業者で、1事業者で複数の違反行為が見られた。運輸局はこの監査結果をもとに行政処分を行い、6月16日現在、事業停止1事業者、車両の使用停止132事業者、文書警告124事業者を処分した。

事業法では保有車両5台以上をトラック事業者の基準としているが、許可取得後の経営環境の変化などにより減車し5両割れとなったケースも多く、運輸局は、「こうした小規模事業者の法令違反が多いのは問題。しかし、基準割れを措置する制度がない」と5両割れ事業者対策の難しさを指摘している。

なお、監査対象331事業者の保有車両別の内訳は、4両156、3両91、2両55、1両29事業者であった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連