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2010年06月26日

【アジア】伊藤忠商事 日本国内およびアジア市場向けのクラウドサービス配信事業を開始

伊藤忠商事は、日本国内及びアジア市場向けのクラウドサービス(※1)配信事業を開始する。

現在のITサービス市場では、米国企業を中心に、自社システムの保有からクラウド/SaaS(※2)サービスの利用へと、急速に企業側の需要がシフトしている。日本でもクラウドサービスは、2009年の1,406億円市場から、2015年には7,438億円まで市場拡大が見込まれている(※3)。又、インド、中国、シンガポールを中心としたアジア地域においても、2009年時点で約13兆円のITサービス市場があり、今後大きな成長が見込まれている。

伊藤忠商事は2010年7月より、世界的に利用が高まるクラウドサービス及びその関連サービスの日本企業への提供を開始し、その後、中国やシンガポールを中心としたアジア諸国へ販売を拡大する。顧客管理、与信管理、契約管理、課金・回収、請求管理、代理店管理、ローカライゼーション(※4)、顧客サポート機能を持つサービスプラットフォーム(配信基盤)(※5)を構築し、日本及びアジア諸国で、システムインテグレーター等の提携企業を通じてクラウドサービスを提供する。2010年7月時点では、欧米で販売実績のある約10サービスを日本企業向けに提供し、その後、順次取扱いサービス数を増やすともに、アジア諸国での事業拡大を図る。



※1:クラウドサービス
ネットワーク、特にインターネットをベースとしたコンピュータの利用形態。ユーザーはコンピュータ処理をネットワーク経由でサービスとして利用

※2:SaaS(サース、Software as a Service)
必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア(主にアプリケーションソフトウェア)もしくはその提供形態。一般にはインターネット経由で必要な機能を利用する仕組みで、シングルシステム・マルチテナント方式になっているものを指す

※3:出展:「進化するクラウドコンピューティング市場」(株式会社矢野経済研究所)

※4:ローカライゼーション
海外サービス、ソフトウェア、パッケージソフト、マニュアル、ホームページ等の日本語、中国語対応や、日本、中国での現地通貨決済対応等。

※5:サービスプラットフォーム(配信基盤)
ビープラッツの提供するシステム「SaaSplatsシステム」を利用する

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア