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2010年06月11日

【物流】国交省 標準原価算出断念

国交省は、関東運輸局と全日本トラック協会とともに、昨年9月から12月にかけて「トラック事業者の標準原価算出のための実態調査」を関東ブロックで実施。結果を踏まえ、今年度にも、その他のブロックで同様の調査を行うことを検討していた。

しかし、政権交代をはじめとした社会状況の変化や「1つの会社が元請けにも下請にもなる」といった業界の多層構造などから、標準原価として数値化することは困難と判断。標準原価は今年度末までの策定を目指している「トラック産業の将来ビジョン」にも盛り込まれないことが分かった。

トラック産業の将来ビジョンに関する検討会で今月中に取りまとめる中間整理では、「規制緩和による競争激化にともなう不適正な運賃、料金」は検討項目に挙げるが、標準価値には言及しない模様で、事実上、算出を断念した。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連