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2010年06月08日

【知識】エムスリーと翻訳センター 医療翻訳分野で資本・業務提携

翻訳センターおよびエムスリーは、資本・業務提携を締結した。

翻訳センターは、産業技術翻訳を通して国際的な経済・文化交流に貢献するために、特許・医薬・工業・金融の四分野を主力事業領域に据え、日本語・英語間の翻訳を中心に世界70カ国語の翻訳サービスを産業界に提供しており、産業翻訳専業企業としては唯一の上場企業として業界のリーディングカンパニーを目指している。中でも医薬分野は売上の約35%を占める主力分野で、主に製薬企業に対して幅広い医薬翻訳サービスを提供している。

エムスリーは、「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を一人でも増やし、不必要な医療コストを一円でも減らすこと」を事業目的に据え、医療従事者専門サイト「m3.com」を運営しており、約18万8千人の医師会員に対して医学関連情報を配信し、製薬業界を中心にマーケティング支援サービスを提供している。

両社は、医療情報の流通における言語障壁を取り払うことによって医療界に貢献するために、医療界で日々発信される多種多様な情報を翻訳して情報へのアクセスを容易にするという点で事業シナジーが得られると判断し、資本・業務提携を締結した。

本資本・業務提携は翻訳センターにとって大きな収益機会であり、「m3.com」会員医師からの医学論文翻訳やエムスリーが配信する医療ニュースの翻訳などの受託による収益増加が期待できる。また、エムスリーと提携することで医学分野における翻訳センターブランドをさらに強化し、医学論文翻訳をはじめとした医療情報の翻訳においてデファクトサービス化していく事を目指す。一方エムスリーにとっては、翻訳専業企業をパートナーとすることで、医師会員への良質なサービス提供が可能となり、「m3.com」医師会員満足度向上が見込める上に、医療情報のボーダーレスな流通基盤強化を図る機会となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識