2010年05月28日
【知識】ウシオ電機 大学・企業の研究開発担当者など向けに「光」の共同実験施設を新設
ウシオ電機（以下：ウシオ）は、真空紫外光から可視光、赤外光まで、幅広い照射が可能な波長別実験装置・機器と、各種分析・測定装置を備えた共同実験室「ＵＳＨＩＯ Ｔｅｃｈｎｏ−Ｌａｂ（以下：ウシオ・テクノラボ）」を播磨事業所（兵庫県 姫路市）内に新設し、運用を開始した。
「ウシオ・テクノラボ」は、主に大学や企業において研究・開発に携わっている方々を対象とした共同実験施設で、ウシオが保有する光技術やノウハウをご活用いただくことにより、研究開発におけるボトルネックを解決するとともに、新材料や新アプリケーションの開発、製造プロセスの改善や量産化の検討、環境適応技術の確立などを共同で行なうことを目的としている。
またこれにあわせて、研究開発内容や対象材料・必要波長に応じて最適な「光」が選択できる、リファレンスブック「光のトリセツ」を発行した。
「光のトリセツ」は、「光で変える（紫外光による改質・成形・硬化・除去など）」、「光で調べる（可視光による検査・測定）」、「光で熱する（赤外光による加熱・成膜・乾燥など）」といった光の機能や用途に加え、「環境や医療、新エネルギー開発」などの対象分野から研究開発に最適な光が選択できるため、これまで光を利用した研究開発をされていない研究者にも、活用できる。
ウシオでは、これまで半導体やＦＰＤ、精密・電子部品などで培ってきた光技術・ノウハウを広く提供し、医療やバイオ、環境、宇宙開発などの未来産業の創出をサポートする。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:35| 知識
