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2010年05月25日

【知識】UBICとジャングル 法執行機関向け情報端末フォレンジックツール開発で協業

コンピュータフォレンジック(※)調査サービス企業のUBICと、セキュリティ関連及び情報端末バックアップソフト開発・販売を行なっているジャングルは、本日、法執行機関向け情報端末フォレンジックツールの開発にて協業することにより、日本製携帯電話の専門解析のソフトウェアを開発・販売する。

昨今、サイバー犯罪に限らず、様々な事件・事故において情報端末の保全・解析調査の必要性が高まっています。2010年3月現在、携帯電話の契約数は約1億1200万台を突破し、保全・解析調査を必要とする機会も増加の一途を辿っている。

今日の携帯電話やスマートフォンといった情報端末は通話機能以外にも、電子メール、ウェブの閲覧、電話帳、カメラ機能、大容量のデータフォルダなど、多様な機能を有している。携帯電話やスマートフォンは所有者が常に所持し利用するという性格から、捜査上重要な証拠となりうる情報を多数保持している。これらの情報の調査には、専門的な知識と技術を必要とする。また、日本製携帯電話の仕様は独特であり、開発には日本製携帯電話の独自の膨大なノウハウが必要なため、海外製携帯電話フォレンジックツールでの解析が困だが、これまで海外製品しか存在しなかったため、現場からは日本製携帯電話専用フォレンジックツールの開発が強く求められていた。

そこで、フォレンジック調査の豊富な実績、及びフォレンジック製品に対して深い造詣を持つUBICと、セキュリティ及びスマートフォン・携帯電話など情報端末のデータバックアップに幅広いノウハウをもつジャングルが協業することにより、情報端末の重要な情報を保全・解析調査するための法執行機関向けのフォレンジックツールを開発提供していく。


※ コンピュータフォレンジック
パソコン等に保存されている電子情報に対し科学的手法を用い調査・解析し、法的な証拠性を明らかにする手段・技術。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識