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2010年05月25日

【アジア】NECと韓国の新世界I&C社 デジタルサイネージ分野で販売契約を締結

韓国の流通業界最大手で、流通・外食等で幅広いサービスを展開する「新世界グループ」傘下のSI会社である新世界I&CとNECは、NECのデジタルサイネージ「PanelDirector」シリーズの視認効果測定ソリューションに関して、韓国での販売契約を締結した。

「PanelDirector視認効果測定ソリューション」は、顔認識技術を用いて、これまで人手に頼っていた来店客層の分析を設置したカメラの映像から人物を抽出して自動的に行うシステムで、デジタルサイネージに表示されたコンテンツの視聴者の性別・年齢などの属性推定や、ディスプレイからの距離や時間などによる興味度合いなど、コンテンツ視認効果の集計・分析を行い、マーケティング戦略に活用できるデータとして提供する。ログデータのみを保存するので、個人情報やプライバシー権・肖像権に配慮している。またブラウザで閲覧できるので、各店舗の来場者データを本部側で分析することも可能。

新世界I&Cは、流通業界におけるシステム構築で強みを持ち、韓国内において多数の顧客ベースを有している。今回の契約に基づき、新世界I&Cは、NECの「PanelDirector視認効果測定ソリューション」を、韓国内の百貨店、スーパーマーケット、外食チェーン店舗、ショッピングモールなどへの導入を目指す。

更に新世界I&Cは、これらの企業に対して、デジタルサイネージサービス提供を行うためのシステム構築・支援を行っていく。これにより、サービス導入企業は、簡易設置用一体型から大規模システム構築まで、サイネージのハードウェア、配信基盤サービス、ネットワーク提供サービス、プロモーション/コンテンツ作成支援サービス、業種向け専用サービスの構築・運用など、ユーザの使用ニーズに合わせたソリューションメニューを月額使用料にて、最小限の初期投資で常に最新の技術・サービスを導入することができる。

NECとしては今後、各国・地域のSI会社、通信事業者、サービスプロバイダなど有力パートナーとの連携により、デジタルサイネージサービスの海外展開を行っていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア