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2010年05月19日

【物流】国交省 COLINSの供用で情報共有

港湾物流関係者が一元的に情報を共有化するためのポータルサイト「コンテナ物流情報サービス(COLINS)」の開発を国交省港湾局が推進し、4/19から京浜港の一部のターミナルで供用開始した。

港湾局がポータルサイトの構築を進めてきたのは、ターミナルにはコンテナヤード(CY)からの搬出可否情報などの問い合わせが1日に200〜300件も寄せられ、対応に追われている上、搬出の「見込み」で並んでいるに搬出できないといったゲートトラブルのように、関係者間で情報が共有化されていないことが原因で起こる非効率を解消するためである。

2008年度に実施されたアンケートによると、最もニーズの高い情報としては「船舶の入出港、離着岸情報」、陸運事業者からは「ターミナル、ゲート、近隣道路の渋滞情報」が挙げられている。これらの情報に関しては、既に横浜市港湾局のホームページなどでも一部提供されているが、利用者側からみると京浜港の情報を一元的に見られるほうが都合が良い。サイト上でも「情報の閲覧」として他のサイトとは特化している。

COLINSは、混雑状況カメラ、船舶動静情報、CY搬出可否情報、ゲートオープン時間情報が主な内容で、携帯からも閲覧できる。船舶の到着時間などの詳細情報の他、トラック協会の海コン部会などから提供されるゲートオープン時間情報に基づいて効率的な配車が行える。更に、WEBカメラの画像も京浜港エリアで30ヶ所に増え、利便性に優れている。

今後のCOLINSに期待する情報として、「ヤード内の混雑状況」がわかれば荷主にも説明しやすい、といった声やCOLINSに直接ターミナルからの情報の反映ができるかどうかを提案している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連