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2010年04月23日

【物流】第11回 国交省成長戦略会議開催

国交省は、13日に開催した第11回国交省成長戦略会議で、報告書の素案について議論し、「航空」「海洋」など分野別の重点事項を決めた。

航空分野では、関西地域の拠点空港として関空を再生するため、「伊丹空港も活用しつつ、抜本的な収支改善を講じていく。」とし、戦略的な空港使用料の設定(大幅な引き下げ)のほか、関空の貨物ハブ(拠点)の形成を目指すことや、LCC(格安航空会社)の誘致などを提案した。一方、首都圏の都市間競争力に向けて成田、羽田の両空港を合わせた容量拡大を講じる。

海洋分野では、産業の競争力強化に向けた港湾の「選択と集中」として、国際コンテナ、国際バルクの戦略港湾の「1ないし2港への絞込み」を実施。大型化が進むコンテナ船、バルク貨物輸送船舶に対応し、アジア主要国とそん色のないコスト・サービスの実現を求めた。

また、コンテナ戦略港湾への貨物集約のための総合対策として、@港湾コストの低減に向け、民間による「港湾経営主体」を設立し、民の視点による戦略的経営を実現A内航フィーダー充実に向け、暫定措置事業の改善などによるトラック、鉄道のフィーダー網を抜本的に強化Bコンテナ物流情報サービス(Colins)の構築などによる輸出入・港湾手続き電子窓口を完全一元化―を提示。海運に関しては、外航海運税制の戦略的見直しなどによる「日本商船隊」の国際競争力強化を挙げた。

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投稿者:gotsuat 10:02| 行政関連