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2010年04月07日

【流通】富士通 農業分野の業務支援クラウドサービスを提供

--- 経営管理と栽培管理のSaaS型業務支援サービス「F&AGRIPACKシリーズ」 ---

富士通は、JAグループ・農業生産者・農業法人(※)・小売業など農業分野の業務を支援するクラウドサービス「F&AGRIPACKシリーズ(エフ アンド アグリパック シリーズ)」の提供を開始する。

「F&AGRIPACKシリーズ」は、農業の「経営の見える化」「生産の見える化」「顧客の見える化」を支援するもので、富士通データセンターを利用したSaaSで提供することにより、利用者はインターネットに接続されたパソコンから、簡易にサービスを利用することができる。

今回、その一環として、農業独自の会計や給与計算、税務申告などの業務を支援するSaaS「F&AGRIPACK 経営管理」と、農産物の生産履歴情報を管理し、食の安心安全を支援する「F&AGRIPACK 栽培管理」を、JAグループ・農業生産者・農業法人・小売業向けに提供開始す。

また、富士通は、富士通九州システムズ、富士通北海道システムズ、富士通東北システムズの3社とともに、富士通グループで横断的に、JAグループをはじめ農業分野に向けたサービス拡充とサポート強化を推進する国内最大規模の「AGRIソリューションセンター」(約100名)を設立しました。今後、農業分野におけるビジネス拡大を支援する。

日本の農業従事者の高齢化が進む中、食料自給率低下を防ぐため、現在、行政も担い手育成や、農業法人化、企業参入による食料確保に向けて各種施策への取り組みを推進している。一方、農業生産者や農業法人は全国各地に点在しており、また比較的小規模経営で、その多くはITスキルやIT専門要員が不足している。

富士通は、このような環境下における農業分野の業務効率化に向け、宮崎県などで行ってきた農業支援システムの実証実験で得たノウハウなどを踏まえ、クラウドサービスを体系的に提供していく。農業分野向けの業務支援サービスとしては、「経営の見える化」「生産の見える化」「顧客の見える化」に関し、「F&AGRIPACKシリーズ」を順次提供していく予定にしている。

※ 農業法人:「法人形態」によって農業を営む法人(約1万社)の総称

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:03| 流通