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2010年03月24日

【環境】川崎汽船 シップリサイクルシステム構築に向け自動車運搬専用船を提供

川崎汽船は、日本船主協会からの要請に応え、国土交通省が実施する「先進国型シップリサイクルシステム構築に関する調査(パイロットモデル事業)」に、日本籍自動車運搬専用船「にゅーよーく はいうぇい」を提供した。

今後、室蘭シップリサイクル研究会のメンバーが船舶の解体実証実験を行い、シップリサイクル条約(注1)で定められた船舶に含有される有害物質の量や所在を記載した書類を作成、保持、更新し、最終的に船舶サイクル施設に引渡す予定である。

船舶の解体は、低コストや再生鉄の需要がなどから開発途上国で実施されてきたが、環境汚染や労働災害が世界的に問題となっている。同社は、今回の取り組みが、日本におけるシップリサイクルシステムの構築に活用され、また、そこで得られた知見と高度な技術が世界に貢献すること期待している。

(注1)昨年5月に国際海事機関(IMO)において、船舶の解体施設での労働安全と環境保全を目的として締結された条約。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:01| その他の取組内容 【取り組み内容別】