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2010年03月18日

【知識】イトーキとダルトン 研究施設機器事業などで資本・業務提携

イトーキとダルトンは、資本・業務提携契約を締結する。

イトーキは、明治23年(1890年)の創業来、オフィス家具の製造販売を中心に事業を拡大してきたが、中期的な経営課題として「育成事業の強化」を掲げている。その一環として、現在の売上規模は小さいものの、実験台や空調制御を組み入れたヒュームフードなど、市場で独自性ある強みを発揮している“研究施設機器事業”を候補に取り上げ成長シナリオを策定していた。ダルトンは、昭和14年(1939年)の創業来、科学研究施設を事業の中心としており、全国に販売拠点を配し、業界で唯一メンテナンス会社を有するなど、一気通貫の体制で確固たるブランド力を有し、実験台関係ではトップシェアを誇っている。

両社は、当該研究施設機器事業を取り巻く激しい環境変化に柔軟に対応し、多様化する顧客ニーズに的確に応え、将来に向けての更なる業容の拡大を図るうえで、特に海外における事業展開を考慮し、一社単独で対応していくよりもシナジー効果を共有しうる戦略的な両社の資本・業務提携が成功の鍵を握ると確信し協議を重ねてきた。

その結果、この度、両社の研究施設機器事業において協力関係を構築することにより、顧客サービスの向上に寄与し、もって両社の企業価値の更なる向上を実現することを目的として、資本・業務提携契約の締結を決定した。

この提携の実現によりダルトンがイトーキの持分法適用会社となる。更に、1年後を目処にダルトンがイトーキの連結対象子会社となり、また将来的には両社の研究施設機器事業を統合することを視野に入れ、業界におけるリーディングカンパニーを目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:39| 知識