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2010年02月05日

【物流】トラック事業者 赤字経営、ほぼ半数

1月25日、建交労のトラック部会と経営者でつくる中央運輸労使協議会は「トラック運輸取引動向アンケート」の結果を発表した。これによると、運賃が「下がった」とする回答は58.0%と6割近く、「変わらない」が36.7%と3分の1を超えた。
運賃交渉は、「荷主・元請けの主導権」が57.7%と最多で、経済情勢もあってか、「運賃交渉していない」は32.6%を占めた。

経営状態では、「採算は取れている」がわずか7.7%に過ぎず、「赤字経営」が46.8%とほぼ過半数を占めた。収益悪化の主な要因は@仕事総量の減少A燃料費など運行コストの増加B運賃の下落 ― の順で、荷動きの低迷が影響している。

経営悪化への対応策としては、「高速道路の使用制限」が最多で、「会社役員報酬の引き下げ」「従業員運賃の引き下げ」と続く。しかし、高速無料化には「反対」の意見が圧倒的で、「賛成」「どちらでもない」がいずれも20%強に対し、「反対」は53.9%と大きく上回った。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:58| 物流事業者