<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2010年01月22日

【流通】共同印刷 シロキサン系など揮発ガス対策に有効な「ガス吸着チップ」開発

--- 電気・電子部材向け シロキサン系アウトガス対策 ---

共同印刷は、電気・電子部材に悪影響を与えるシロキサン系などの揮発ガス(アウトガス)対策に有効な「ガス吸着チップ」を開発した。 

※アウトガスは電気・電子回路や半導体製造ラインで使う接着剤やシリコン樹脂から発生する

共同印刷は、2004年に湿気とガス成分を吸う高機能材料「モイストキャッチ(R)」を開発した。以来、吸湿成分や吸着成分などを高い濃度で樹脂に含有させる技術を研究し、産業資材向け高機能材料の製品化に取り組んでいる。

電気・電子業界では、電子部材などの製品劣化を招くシロキサン系などのアウトガス低減が求められている。しかし、一般的なガス吸着材は粉末状や不揃いなタブレット形状などのため、微細な製品への組み込みが課題となっていた。

そこで共同印刷は、これまで培ってきたモイストキャッチの技術を応用し、素材の選定と加工方法の検討、および吸着評価を繰り返し行い、製品への組み込みが容易な安定形状の製品開発に取り組んだ。その結果、固定しやすい角型で高いガス吸着能力を持ち、一般的な製造ラインでの組み込みが可能な「ガス吸着チップ」の開発に成功した。

 

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:53| 流通