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2010年01月13日

【流通】野菜工場システムを40フィートコンテナにパッケージ化

--- 三菱化学 「コンテナ野菜工場」を発売

三菱化学は、野菜工場のシステムを40フィートコンテナにパッケージ化した「コンテナ野菜工場」を開発し、本格的に発売する。

野菜工場には、

(1)閉鎖された空間なので気候・天候の影響を受けない
(2)多段式の棚で栽培するため空間を最大限に活用できる
(3)病害虫の侵入がなく無農薬栽培も可能
(4)水耕栽培のため連作障害や土壌汚染が発生しない
(5)砂漠や寒冷地、都市や地下など多様な空間に設置できる

といった特長があり、異常気象や食糧危機への懸念が話題となっている今日、新しいかたちの農業を可能にする手段として注目を集めている。

三菱化学のコンテナ野菜工場は、断熱仕様のコンテナに、内部を適温に保つ空調設備、水を循環濾過して再利用する水処理設備、光合成の光源となる照明設備など、野菜の栽培に必要な各種設備を完備したもので、1日当たり50株程度の葉物野菜(レタスや小松菜など)を収穫することができる。太陽電池とリチウムイオン二次電池のシステムも備え付けられるため、商用電源とのハイブリッド稼動による省エネルギーも可能となっており、将来的には太陽光発電のみによる稼動も視野に入れている。

三菱化学のコンテナ野菜工場の第一号機は、カタールに2010年4月納入の予定。

 

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:32| 流通