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2010年01月08日

【物流】2010年度 貨物輸送の見通し

日通総合研究所は12月22日、2010年度の貨物輸送の見通しを発表した。

これによると、2010年度の国内総輸送量は、内需に力強い回復が見込めないことから、前年度比4.0%減と11年連続で落ち込むことが分かった。1991年度のピーク時の3分の2の水準まで落ち込む中、主力のトラック輸送(営業用)は1.9%減の25億9,500万トンと微減で推移していくと予測される。それに比べ、内航海運や自家用トラックの落ち込み幅が大きく、内航は6.0%減の2億9,900万トン、自家用トラックは6.8%減の16億8,400万トンとなる見通し。唯一、航空貨物のみがプラスに転じ、1.6%増の95万トンとなる。

品類別でみると、消費関連貨物は、消費マインドの盛り上がりが期待できない中、引き続き前年度水準を下回る。生産関連貨物は、一般機械、輸送用機械、鉄鋼、石油製品などのマイナスにより2%台の減少が避けられないと予想される。さらに、建設関連貨物は、公共投資が1割近く落ち込むことに加え、住宅、非住宅とも総崩れのなかで、7%台の大幅なマイナスとなる。

 

 

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投稿者:gotsuat 10:02| 物流事業者