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2009年11月20日

【知識】米IBMと仏ダッソー、パナソニックのIHクッキングヒーターなど電化調理器開発を支援

ダッソー・システムズIBM(以下:IBM)は、パナソニックホームアプライアンス社(以下:ホームアプライアンス社)のキッチンアプライアンスビジネスユニット(以下:キッチンアプライアンスBU)が、プロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)・ソフトウェアの開発元であるダッソー・システムズの協力のもと、IHクッキングヒーターに代表される、より快適で安全な家庭電化製品の開発を支援し、日本市場への導入を促進していることを発表した。

キッチンアプライアンスBUで開発・生産を行っている代表的な製品の一つであるIH調理器は、ガス調理器に代わるものとして、近年大変注目され、市場も拡大しつつある。この製品は、電磁誘導の原理による誘導加熱を利用して、コンロ上に置いた鍋の底面にジュール熱を発生させて調理するもので、直接釜が熱を発するために熱効率が90%以上と非常に高く、直火がないため安全性が高く空気も汚さない。パナソニックのIH調理器は、誘導加熱技術とセンサー技術で業界をリードしており、業界初のオールメタル加熱や、温度をすばやく検知し安定した温度を保って調理できる光センサー等により好評を得ている。

このような、インテリジェントな機能を持つ製品への需要の増加に伴い、企業はより精巧な製品を製造するための、ソフトウェア、機械、電気部品を相互接続する複雑な設計環境構築に挑戦しており、IBMとダッソー・システムズは、デジタルな製品設計を行うための3Dバーチャル・設計プラットフォームであるCATIAソフトウェアを通じて、消費者がよりスマートに生活できるような機能を持つ、エネルギー効率のよい電化製品製造を目指すキッチンアプライアンスBUを支援している。

キッチンアプライアンスBUでは、製品の開発期間短縮と設計品質の向上のためCATIAを活用し、様々な効果を上げており、今後もホームアプライアンス社のキッチンアプライアンスBUは、ダッソー・システムズのPLMソリューションを活用し、CO2排出量の削減に貢献する環境にやさしい製品の開発を進めていく。

 

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投稿者:gotsuat 10:04| 知識