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2009年11月19日

【物流】JR貨物 小林社長定例記者会見

10月のコンテナ輸送実績は、台風18号や東海道線における人身事故での輸送障害、生産調整の影響もあり、自動車部品、紙・パルプ、積合せ貨物などの品目が減送となったため、対前年同月比88.8%にとどまった。これは先月9月の実績(89.1%)をわずかに下回った結果となった。又、車扱貨物は、主に石油が昨年の価格高騰に伴った消費の減少の反動を受けて増送し、前年を上回った一方で、セメント・石灰石などが工場の生産設備の不具合や一部顧客の輸送中止により減送し、前年を下回る結果となり、全体で対前年比99.4%となった。

11月10日までの実績では、コンテナが前年同期比95.1%、車扱は同108.9%と伸張傾向にある。このことについて今月11日に行われた定例記者会見で小林正明社長は、「少しずつトレンドは上向きになってきているが、コンテナは100の水準には到達していないし、このままでは収入計画の面からも厳しい。」と述べた。

10月に緊急経営改善本部を立ち上げ、中間決算における収支は下方修正したものの、経常収支は当初の計画目標値を据え置いたJR貨物だが、小林社長によると、コストダウンの面では投資の抑制などを実施し、収入確保の面では、荷主、利用運送事業者と三位一体となって問題解決に取り組むソリューション活動に期待を示している。今までに122のソリューションチームが活動を展開、49件が制約に結びついた。更に積載率を上げるための「余席販売」や運賃の弾力的な運用などにも取り組んでいきたい、と述べた。

 

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投稿者:gotsuat 10:02| その他