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2009年11月13日

【流通】野村総研 技術継承・人材育成を支援するASPサービスを提供

--- 業務現場での育成指導を支援するASPサービス「ナレッジ協創支援サービス」---

野村総合研究所(以下:NRI」)は、企業向けに、業務の現場における生きたノウハウを集めて技術の継承と人材育成を支援するASP型サービス「ナレッジ協創支援サービス」の提供を開始した。

企業における人材育成は、業務の現場における具体的な経験やノウハウの継承などが重要であると認識されながらも、独自教材の作成などが困難であることから、多くの場合、集合型研修やeラーニングなどによる一般的な研修を実施するにとどまっている。また、現場での育成指導はその場限りとなり、ベテラン社員の貴重な経験や多くのノウハウがうまく継承されず、せっかくの経験が組織全体に活かされてないことも多い。

こうした課題を解決するために、NRIは「ナレッジ協創支援サービス」を開発した。「ナレッジ協創支援サービス」はWebやメールを活用することで、研修の場で一方的に知識を社員に教えるのではなく、多くのベテラン社員の経験やノウハウを継続的に蓄積し、社員がそれらを参照して「自ら学ぶ」チャンスを増やすことで、技術の継承と人材育成を図ることを支援する。

具体的には、組織として重視するテーマがWeb上に掲げられ、テーマに関連するさまざまな設問や回答が繰り広げられることで、ベテラン社員の経験やノウハウを集めることができる。社員は設問と回答を通じて、さまざまな業務の疑似体験や疑似判断を行い、過去にベテラン社員が業務で経験した成功や失敗ケースを自然と学ぶことができる。蓄積されたノウハウは、継続的に最新の業務ノウハウを追加・更新していくことで進化していく。

「ナレッジ協創支援サービス」は、一般的な社内SNSや掲示板と異なり、参加者がコメントやフィードバックを躊躇する要因を減らすため、実名と匿名での投稿の使い分け、ポジティブな発言を促すボタンの設置、投稿の取り消し機能などの機能面を充実させている。また、運営管理者の負荷を減らすための機能として、利用状況の集計、ユーザー登録の簡便化なども備えている。

NRIは「ナレッジ協創支援サービス」をASP型サービスとして提供すると同時に導入のためのコンサルティングサービス、既存システムに連携させるためのシステム構築、導入後のコンテンツ作成支援、他組織やグループ・関連会社への展開サービスも行う。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:03| 流通