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2009年10月29日

【知識】ゼンリンとJPS 地理情報システム事業拡大にむけ業務提携

ゼンリンとJPSは、この度GIS(*1)事業における新規市場の創造、普及促進及び顧客課題に対応したソリューションの提供を目指して業務提携を行う。

GISはこれまで官公庁を中心に利活用されていた。今後は民間企業への普及が拡大すると予想されており、既に多くの企業で、エリアマーケティング活動においてGISは必要不可欠という認識のもと、導入が始まっている。また、BI(*2)やCRM(*3)の成長が示す通り、現在の経営においては、複雑かつ膨大な情報の中から瞬時の経営判断が求められており、情報と地図を結びつけることは、迅速な課題解決の有効な手段であると考えられている。しかし一方で、GISを有効に活用しているのは、導入企業の20%に満たないと言われており、今後の更なる普及には課題が残っている。

このような状況において、地図コンテンツ分野の業界トップであるゼンリンと、GISマーケティング分野におけるコンサルティング業界トップであるJPSの2社が業務提携を行うことで、"GISを有効に活用するための手助けとなるソリューション提供"GDMS(*4)の提供が可能となり、企業の諸活動、特に弱いとされているサービス産業の競争力強化を実現し、地域経済活動の活発化、地域活性化を促進する。

近年、GISに対する官公庁や民間企業の関心が急速に高まっており、地域情報提供などの住民サービス、通信設備などの設備管理、車両の位置管理など、様々な分野での導入が始まっている。また、昨今、「地理空間情報活用推進基本法案」が成立し、「G空間高度活用社会」の実現に向けた動きが加速化し、経済産業省では、次世代地図・位置情報サービス市場が、2013年には10兆円規模に達すると試算しており、GIS事業は更なる成長が期待されている。



*1 GIS:Geographic Information System
地理情報システム

*2 BI: Business Intelligence 
業務システムなどから蓄積される企業内の膨大なデータを、蓄積・分析・加工して、
企業の意思決定に活用しようとする手法

*3 CRM:Customer Relationship Management
情報システムを応用して企業が顧客と長期的な関係を築く手法のこと。

*4 GDMS:Geographic Database Marketing Service
ゼンリン独自のマーケティングサービス概念

 

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投稿者:gotsuat 10:04| 知識