【知識】サンヨー食品とマルタイ 資本・業務提携に関する基本合意書を締結
サンヨー食品とマルタイは資本・業務提携した。近年の即席麺業界は、消費マインドの低下、資材価格の高騰、競争の激化などで企業の経営環境が一段と厳しさを増しており、原料調達・商品開発・生産・物流の効率化を図りながら、自社の強みを活かした差別化を推進していくことが求められている。
このような環境のもと、サンヨー食品は、かねてより推進していた生産・物流体制の合理化・効率化を強化するとともに、技術や設備の共有等を通じて新たな価値提案の幅を広げ、成長戦略政策を一層発展させることを主たる目的として、食品メーカーとの資本・業務提携の機会を模索していた。
一方、マルタイは２０１０年に会社設立５０周年の節目の年を迎えるにあたり、現福岡工場の新設移転計画を策定するなど事業基盤の強化を推進するとともに、これを機に生産体制の見直しなど一層の経営効率化を目指している。
このような背景のもと、両社の将来に向けた持続的な事業発展を目的として提携関係を構築し、協働シナジーを発揮していくことが更なる企業価値の向上に資するとの判断から、資本・業務提携し、今後、詳細の協議を進めていくこととなった。
資本提携はマルタイが実施する第三者割当増資をサンヨー食品および西部瓦斯が引き受ける。両社が保有する比率につきましては、サンヨー食品は２０％程度、西部瓦斯は現在保有するマルタイの株式（１，２８０千株）と合わせて３４％程度を目途としている。
具体的な業務提携の内容については、両社の間で詳細の協議を進めるが、主に（１）生産体制に関する事項、（２）資材調達に関する事項、（３）物流体制に関する事項、（４）営業、販売協力に関する事項について協議を進める。なお、具体的な業務提携の内容については、２０１０年３月末を目途として取りまとめる予定にしている。
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投稿者：gotsuat 10:04| 知識
