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2009年09月09日

【知識】大同特殊鋼と米ティムケン社 アジア地域における特殊鋼鋼材の売上拡大に向け業務提携

大同特殊鋼は、米国のティムケン社とアジア地域における産業用途向け特殊鋼鋼材の需要対応として業務提携し、共同で売上拡大をめざす。

両社が生産する特殊鋼鋼材は、自動車、ベアリング、重電設備、産業機械などに使用され、重要かつ高い信頼性を要求されている。中国を主体とするアジア地域では、産業用途向け高品位鋼材需要は、社会資本の拡充を背景とし、エネルギー環境分野を主体とする欧米メーカーの進出もあり、今後需要が高まることが期待されている。

大同特殊鋼は、この市場に自動車用鋼、軸受鋼で培ってきた製造技術を、産業用構造材料で深い経験と知識を有するティムケン社とのコラボレーションにより本格的に参入し、自動車・軸受ビジネスに加え、新たな領域の柱として育成、鋼材事業のスピーディーなポートフォリオ改革を進め、さらには、このスキームを活用し、高合金等の高機能材料拡販としての足掛かりを築いていきたいと考えていた。

一方、米国のベアリングメーカーであり、また特殊鋼メーカーでもあるティムケン社は、2000年以降、中国を始めとするアジア地域においてベアリング事業を主体に多様な生産販売活動を展開してきた。その結果、アジア地域においても、販売体制や物流拠点など充実した事業ネットワークを有している。こうしたなか北米での産業用途向け特殊鋼鋼材のトップメーカーでもあるティムケン社は、アジア地域での産業用途向け特殊鋼鋼材需要増に対応するため、アジア地域において大同特殊鋼との協業によりビジネスの拡大を図りたいと考えていた。

両社は、グローバルな特殊鋼市場における両社のさらなる競争力強化につなげていく。

 

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投稿者:gotsuat 10:04| 知識