【知識】地震発生時の道路情報を共有する「災害時移動支援情報共有システム」構築
本田技研工業(以下:Honda)は、インクリメントP、ゼンリンデータコムと共同で、大規模地震発生時における道路での移動を支援する新サービス「災害時移動支援情報共有システム」を構築し、各社の専用ウェブサイトとHondaインターナビシステムで運用を開始した。
「災害時移動支援情報共有システム」は、救済や避難を目的とした道路での移動を、情報面から支援する。従来、災害発生時の道路通行止めなどの情報は、道路管理者や自治体ごとに個別に文字情報で提供されることが多く、一元的に情報を入手することが難しかった。このシステムでは、災害発生後の実際の通行実績情報、航空写真による道路被災情報、およびネットユーザーからの現地情報を一元的に集約、閲覧することができる。
このシステムは、日本気象協会より提供される震度5弱以上の地震発生の情報をもとに自動的に起動して、下記の各情報をリアルタイムで集約し、各社がインターネット上で提供するサイトの地図上に表示・公開する。
1.フローティングカーデータによる通行実績情報
(Hondaインターナビシステムを搭載したHonda車 および
パイオニアのスマートループ対応ナビゲーションシステム搭載車から提供)
2.各社地図コミュニティーサイトでの投稿情報
・「インターナビ・プレミアムクラブ」(Honda運営 http://www.premium-club.jp/)
・「MapFan Web」 (インクリメントP運営 http://www.mapfan.com/)
・「いつもNAVI」 (ゼンリンデータコム運営 http://www.its-mo.com/)
3.パスコが提供する被災地の航空写真
これらの情報は、インターネットを利用者は閲覧が可能で、被災地での移動にあたり、道路状況の把握に活用できる。
3社は、今後はこのサービスに賛同するコンテンツ提供者を増やし、より役立つシステムに発展させることを目指す。
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※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 10:04| 知識