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2009年07月28日

【流通】ウェザーニューズ ゲリラ雷雨をを捉えるためのレーダーが始動開始

--- 人の感測とレーダー観測の融合でゲリラ雷雨補足率90%以上を目指す ---

ウェザーニューズでは、例年よりも多く発生すると見込まれている“ゲリラ雷雨”に対して、その被害を軽減するため、高頻度の小型観測気象レーダーの開発・設置を現在進めている。この小型気象レーダーは「WITHレーダー」と呼ばれ、局地的かつ急速に発生する“ゲリラ雷雨”を捉えるために開発された次世代型の気象レーダーで、従来のレーダーでは捉えられない、対流圏下層(上空2km以下)の現象を、6秒毎に半径50kmの範囲を“超高頻度観測”し、“ゲリラ雷雨”の“雨の強さ”、“移動速度”、“移動方向”をいち早く捉えたり、“ゲリラ雷雨”の移動を追尾しながら観測することもできる。

この『WITHレーダー』には、“固定設置型”と、車を利用して、どこにでも移動できる“移動型”の2種類を準備しており、固定型レーダーでは補足できないエリアにゲリラ雷雨の危険性があった場合には、移動型の『WITHレーダー』を、その場所へ予め移動し、観測を実施することもできる。『ゲリラ雷雨防衛隊』から寄せられる“ゲリラ雷雨”の初期段階の雲写真や映像をもとにレーダー監視エリアを決定し、そのエリアを重点的かつ早期に監視することで、“ゲリラ雷雨”による“死亡者ゼロ”及び、“事前補足率90%以上”を試みる。

ウェザーニューズでは、次世代のレーダー観測技術やその利用方法に関する研究・開発をするアメリカのプロジェクト、CASA(The Center for Collaborative Adaptive Sensing of the Atmosphere)のメンバーへ2007年から参加しており、近年、注目されている“ゲリラ雷雨”や突風、竜巻などの気象災害を軽減するための技術開発に取り組んでいる。ウェザーニューズでは、このプロジェクトを通し、気象サービス世界最先端のアメリカの技術を応用することで、日本へのサービス実用化を目指している。

『WITHレーダー』は、首都圏中心に全国25台設置する予定で2009年7月末には東京都を中心とするエリアのカバーが可能となり、8月以降、順次全国に拡大していく。

 

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投稿者:gotsuat 10:03| 流通