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2009年07月03日

【知識】DIC、大日本印刷、ザ・インクテック 国内印刷インキ事業統合

DIC大日本印刷とDNPの子会社であるザ・インクテック(以下、インクテック)は、DICとDNPで合弁会社を設立し、同合弁会社にDICとインクテックの国内印刷インキ事業を継承する。

国内の印刷インキの需要は2006年にピークを記録したが、デジタル印刷やインターネットのさらなる普及、少子化などの進展により、今後、需要は低迷が予想されている。また、ここ数年の原油・ナフサの高騰に端を発する各種印刷インキ原料の高騰は、DIC、インクテック両社の収益を圧迫している。

このような状況の中、3社は、2008年12月より国内印刷インキ事業の統合(以下、事業統合)に向けた協議を重ねてきた。この事業統合は、DICとインクテックのノウハウや経営資源を統合することにより事業の効率化を図り、厳しい事業環境下においても、持続的に事業を推進できる強靭な企業体質の実現と競争力の強化を目的としている。この事業統合の最適な方式として、DICとDNPで合弁会社を設立し、DICとインクテックの国内印刷インキ事業を同合弁会社に継承する形態をとる。

この事業統合はDICの国内印刷インキ事業およびインクテックの印刷インキ事業を対象としている。国内印刷インキ事業において、DICは高い技術力と品質で評価され、業界をリードしており、顔料や合成技術にも優れている。また、インクテックは、新聞インキおよびオフセット輪転インキなどで上位のシェアを獲得しており、顧客要望に合わせた分散・配合技術に優れている。この事業統合で両社の強みを一体化し、高い品質と競争力に優れた新製品の開発ならびに安定的な供給体制の実現を目指す。

 

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投稿者:gotsuat 10:05| 知識