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2009年06月23日

【物流】全ト協 緊急時の対応マニュアル配布

全ト協は、2人以上の死者が出た交通事故や危険物漏洩など緊急の報告が求められる事故・事件が発生した場合、運転手や事業者といった各関係者の対応をまとめた「貨物自動車運送事業者の緊急マニュアル」を配布している。昨年から今年にかけて貨物自動車の輸送事故が頻繁に発生したことがマニュアル作成の要因となっている。

同マニュアルは机に常備できるパンフレットタイプのものにまとめられており、内容は次の通りである。

◆ トラック側の過失が高い人身事故や自然災害が起因となる事故、危険物や放射性物質などの漏洩事故が発生した場合は速やかに運輸支局に報告しなければならないとし、対象となる事故の規模、報告の手順や連絡先、報告事項などについて詳しく記載。

◆ 自動車事故報告規則より、トラックの転落や転覆、鉄道車両との事故で死傷者が出る、高速道路を3時間以上通行止めにするなどの事故も速報の対象とする。

◆ 施設の不法占拠や化学剤の散布などの特定重大事件、同様の事件に関する電話・インターネットによる予告があった場合も運輸支局に速報する。

◆ これらの緊急時に運転者からの連絡を受けて経営者や管理者が提出する運輸支局宛のFAX送信票を2種類に様式化した。国交省自動車交通局技術安全部環境課の連絡先を表示した他、運輸支局の電話やFAX番号を記載した一覧を作成するようになっている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 行政関連