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2009年06月19日

【知識】荏原実業の子会社など 培養生産技術の研究開発などで業務提携

荏原実業及び同社子会社であるバイオジェニックは、日本水産との間で業務提携契約を締結した。

荏原実業は機能性素材の製造・販売を目的に、平成15年にバイオジェニックを連結子会社として設立した。その後、中華人民共和国にて生産工場の建設に着手し、平成17年8月に原料となるヘマトコッカス藻培養工場が竣工、抗酸化物質である「アスタキサンチン」の製造を日本でスタートし、平成18年4月から本格的に販売を開始した。

「アスタキサンチン」はアンチエイジングを中心に様々な効果が期待できる機能性素材としてサプリメント、化粧品や飲料などに配合されている。今後、天然物由来の食品添加物色素としても市場拡大が期待できる物質だが、現在のところ、当初計画に対して事業の進捗に遅れが生じている。

この状況を打開するため、荏原実業とバイオジェニックは、水産・食品事業に豊富な経験とノウハウを有する日本水産と業務提携をおこない、3社共同でアスタキサンチン製剤の原料となる微細藻類の効率的培養生産技術の研究開発に加え、各種食品・飲料へ汎用的に利用できる高品質且つ低価格のアスタキサンチン製剤の開発、さらには、将来的な製品の多様化に対応した技術開発を実施することにした。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:04| 知識