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2009年06月03日

【流通】車道用光触媒舗装工法「光ランデックス工法」を共同開発

--- 三菱マテリアル、東京鋪装 大気浄化性能の長期持続性と遮熱性を実現 ---

三菱マテリアル東京鋪装工業は、現場吹き付けによる車道用光触媒舗装工法「光ランデックス工法」を共同開発した。

都市部における大気汚染問題を解消する技術の一つとして、光触媒による大気浄化対策が期待されているが、自動車が走行する車道では塗膜への負荷が大きいため、性能の持続性が課題とされていた。「光ランデックス工法」は、これらの課題を解消した現場施工による車道用光触媒舗装として以下のような特徴を有している。

1.車道の舗装種別として密粒度アスファルトコンクリート舗装、半たわみ性舗装、排水性舗装のいずれにも施工可能
2.塗膜の付着性能が高く、耐久性に優れる
3.試験施工による1年後のNOx除去性能は1.94μmol(*1)と高く、長期耐久性に優れる
4.路面温度低減効果にも優れ従来の遮熱性舗装に比較して同程度であるため、ヒートアイランド対策としても有効に機能する
5.施工性が良いため早期に交通開放が可能

三菱マテリアル及び東京鋪装工業の光触媒技術は、舗装用ブロックに加工した「ノクサー」の施工実績が3万m2を超え、欧州でも施工実績が伸びていますが、吹き付け施工による車道向け工法が要望されていた。そこで光触媒向けに開発した耐久性及び付着性の高い樹脂をバインダーに利用することにより、自動車走行による磨耗に耐え、光触媒活性を制御することにより大気浄化性能の持続性に優れた光触媒舗装を実現した。

今後、両社では大気汚染対策及びヒートアイランド対策として「光ランデックス工法」の提案・普及に努める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:03| 流通