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2009年05月26日

【流通】舗道での新しい歩行者ナビゲーションシステム

--- 住友大阪セメント インターロッキングブロックを用いた直感的な道案内 ---

住友大阪セメント埼玉大学大学院理工学研究科長谷川研究室は、舗道における新しい歩行者ナビゲーションシステムを開発した。

このシステムは、WYSIWYAS(ウィジウィアス)What You See Is What You Are Suggested 「見たままにお進みください」を基本設計概念としており、カメラ付き携帯電話機で、舗道に敷設されているインターロッキングブロックを撮影して、現在位置を把握し、撮影した画面上に進むべき方向をコメントと矢印で直接表示する。特別なインフラ整備をすることなく、地図による解釈を必要としない。

従来のナビゲーションシステムは、今、自分はどこにいて、どちらを向いているのか? 目的地はどちらの方向か?などの地図情報を理解する必要があったが、このシステムは、携帯電話で撮影した舗道の画像上に矢印などで進むべき方向を示すので、だれでも直感的に理解することができる。

このシステムの最大の特長はコンシェルジュ性で、例えば、お腹が空いたあなたが「おにぎり」と入力すると,近くにあるコンビニエンスストアを案内する。今、ユーザーがしたいこと、欲しいものなどをナビゲーションするデータベースの構築が可能となっている。

このシステムに必要な設備は、一般的なカメラ付き携帯電話機と舗道に敷設されたインターロッキングブロックのみで、特別なインフラを整備する必要はない。また、携帯電話の電波が届く場所であればどこでも利用できる。

今後は,この技術を使ったシステムの検討を進め,早期の事業化を目指していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:00| 流通