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2009年05月01日

【流通】山武 空調エネルギー使用量を算出するアプリケーション販売

--- ビルオーナー向け テナントの空調エネルギー使用量を案分するツール ---

azbilグループの山武は、ビルオーナー向けに、テナントの空調エネルギー使用量を算出するアプリケーションソフトウェア「空調エネルギー案分プログラム」を開発・販売開始する。

エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)の改正によって、2009年4月から従来の建物単位から事業者単位(企業・自治体)でのエネルギー管理が義務付けられた。これにより各事業者は、テナントとして入居する個々の事業所のエネルギー把握も必要となった。そのため、ビルオーナーは、各テナントに対して電気使用量の他に空調のエネルギーも提示することが求められている。

空調機の熱量を把握するには空調機ごとに熱量計を設置する必要があるが、設置されていない建物については、それに代わる対応がビルオーナーに求められる。簡単に対応できる方法として、テナントが使用する専有面積で空調エネルギーを案分する手法がありますが、この手法ではテナントの空調エネルギーの削減努力が反映されにくいといった難点がある。

「空調エネルギー案分プログラム」は、空調機の消費熱量との相関関係が強い「冷温水弁の開度情報」や「空調機運転時間」などビルディングオートメーションシステムにて収集される空調制御データを利用して、空調機の消費熱量を案分する、山武独自のアプリケーションソフトウェアで、オーナーは追加機器を導入することなく高精度の推計が可能となり、テナントの空調エネルギー使用量を算出することができる。またテナントはビルオーナーから提供されるエネルギー情報を省エネ活動(空調運転時間の短縮、クールビズなどの対策)の効果検証に役立てることができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:03| 流通