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2009年04月01日

【知識】航空貨物10社 BtoB特急輸送に特化した航空貨物輸送事業で提携

ヤマトグローバルエキスプレスは、九州航空、近鉄ロジスティクス・システムズ国際空輸札幌通運四国名鉄運輸大栄空輸日本空輸阪急カーゴサービス名鉄ゴールデン航空と共に、BtoB特急輸送に特化した航空貨物輸送事業において業務提携および共同出資会社の設立について合意した。

航空貨物10社は、それぞれが地域の豊富な取引基盤に支えられ、航空貨物輸送事業を展開している。現在、各地において地域経済の活性化に向けた、農商工の連携による地域独自の産品を開発する取り組みが行われており、新しく生まれた産品やこれまで地域内のみで消費されていた産品をより大きなマーケットへ販売する試みが行われている。

これらの地域産品の販売先を拡大していくためには、これまで以上に流通ルートの多様化と拡大が必要となり、物流サプライヤーには配送のスピードだけではなく、ソリューションによる新たな市場創出の提案が求められている。

これらの状況をふまえ、航空貨物10社は、それぞれの強みを活かし、地域から日本全国(さらには海外まで)をつなげる地域密着型のスピード配送ネットワークを構築することで、物流イノベーションによる地域経済への貢献が可能であるとの認識で合意に達した。

航空貨物10社は、新たに設立する共同出資会社「エキスプレスネットワーク株式会社」のコーディネートによって、共同幹線輸送およびそれぞれの地域に根ざしたスピード配送ネットワークの相互活用を行う。さらに、国内から海外までの貨物追跡情報を一元管理することで、下記の4つの『E』をキーワードとするグローバルSCM(サプライチェーンマネージメント)ソリューションを提供する。4つの『E』とは、(1)Express(業界ナンバー1のスピード配送力)、(2)Economical(業界ナンバー1のコスト提案力)、(3)Ecological(地球環境に配慮したエコ提案力)、(4)Expansive(小口から大口まで幅広い貨物への対応力)。

今後は、新ブランドでの共同商品の開発・発売等により、国内の各地域からビジネスを展開するお客様に対して、物流・流通改革による新たなビジネスモデルの提案を行っていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:11| 知識