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2009年03月19日

【知識】大日本印刷とジュンク堂書店が資本提携

大日本印刷ジュンク堂書店は資本提携する。大日本印刷がジュンク堂書店の51%の株式を取得した。

大日本印刷は「印刷」というモノ作りの立場から出版業界に関わってきましたが、出版市場が低迷する中、より多角的な役割を担い出版業界を活性化させることを目的とし、教育・出版事業を強化してきた。これまでに、丸善や図書館流通センターを子会社とするとともに、これら2社と資本業務提携契約を締結し、事業強化を進めている。

ジュンク堂書店は、全国の主要都市に大型書店33店を展開し永年黒字経営を続けている。ここ数年で事業規模が大きく拡大したことから、将来の事業展開のために株式の上場を含めた資本増強を検討してきた。資本増強と顧客サービスの向上など、上場以上の効果が見込めることから、大日本印刷への自己株売却による資本提携に合意した。

両社が本提携することにより、ジュンク堂書店の書店運営のノウハウに、大日本印刷が持つCRM分析、電子出版やネット通販などのWebサービス、プリントオンデマンド、店頭プロモーションサービスなどを融合させ、顧客に対する新しいサービスを提供していく。

ジュンク堂書店は、これにより顧客の利便性や満足度を高めるとともに、業務の効率化を図り、事業拡大・業績の向上を図る。大日本印刷は、新しく開発したサービスやビジネスモデルを他の書店などの出版流通に展開するとともに、生活者が求めるコンテンツを最適なメディアとチャネルで提供する仕組みを構築することで、出版市場の活性化を図り、コアビジネスである出版印刷事業の強化を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:46| 知識