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2009年03月11日

【流通】卵殻をリユースした建築内装用壁紙開発

--- 日本エムテクス 卵殻をリユースした壁紙「エッグウォール」---

日本エムテクスは、マヨネーズ工場などから廃棄される「卵殻」を主原料とした建築内装用壁紙「エッグウォール」を開発、新市場を形成し、発売を開始する。

マヨネーズ・アイスクリーム・お菓子・パンの製造過程から排出される卵殻の廃棄量は約20万トンといわれており、その内約80%は処分費用をかけて、焼却・埋め立て処分されている。日本エムテクスでは、卵殻を原料にグランドライン材、チョーク、ロジンバックなどを開発製造する、グリーンテクノ21と、卵殻を主原料とした壁紙「エッグウォール」を共同で開発を行い製品化した。製造はグリーンテクノ21が行い、日本エムテクスは販売を行う。

「卵殻」には、「気孔」と呼ばれる卵殻を貫いた卵1つで7千〜1万5千個の穴があり、卵の内部が呼吸できる構造になっている。「エッグウォール」は、多孔質で表面積が広い「卵殻」の優れた吸着性により、ペット臭や不快な臭いを脱臭する効果がある。表面は99%以上「卵殻」を使用し、卵の質感を出し、塗り壁風に仕上げた。従来より塗り壁の需要が高っていたが、景気の影響も受け、塗り壁を要望するお客様がクロスなどを採用するケースが多くなっているが、「エッグウォール」は塗り壁の質感を残した壁紙状なので、コストもリーズナブルで使いやすい仕上げ材として販売する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:41| 流通