【物流】「グリーン経営推進マニュアル」を作成
交通エコロジー・モビリティ財団は、トラック事業者を対象としたグリーン経営（環境負荷の少ない事業運営）推進マニュアル」を作成した。
物流事業者のグリーン経営の推進については2002年3月19日に政府の地球温暖化対策推進っ本部が決定した「地球温暖化対策推進大綱」で物流事業者が自主的に取り組む温暖化対策の重点事項として位置付けられており、環境保全活動を勧める一つの手段として、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001が注目されている。
グリーン経営推進マニュアルはISO14001シリーズに基づいて作成されており、中小規模のトラック事業者でも環境改善に向けた取組みの目標設定やその評価が容易になり、継続的・自主的な環境保全活動行なうことができる。
グリーン経営推進マニュアルの具体的な項目は次の通り
Ⅰ：環境保全のための仕組み・体制の整備
Ⅱ：エコドライブの実施
Ⅲ：低公害車の導入
Ⅳ：自動車の点検・整備
Ⅴ：配車・廃棄物の排出抑制と適正処理・リサイクル推進
これに基づき、具体的な小項目として次のような事項に関して事業者が取り組むように求めている。
①「仕組み・体制整備」
環境方針、推進体制、従業員に対する環境教育
②「エコドライブの実施」
エコドライブのための実施体制
燃費など定量的な目標の設定
アイドリングストップの励行
③「低公害車の導入」
低公害車や地域指定低公害車、最新規制適合車などの
導入目標設定と取組み
④「点検・整備」
車両状態による適切な点検整備、法定点検に加え独自基準による
点検整備の実施、実施体制
⑤「排出抑制・リサイクル」
廃棄物・廃車の適正な管理、廃梱包材の排出抑制
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 10:42| その他
