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2002年08月27日

【物流】ヤマト運輸、三洋電機と共同で移動式小型冷蔵庫を開発

ヤマト運輸は三洋電機と共同で、移動式の小型冷蔵庫を開発した。これによりヤマト運輸は保冷配送サービス「クール宅急便」の強化を目指す。

開発した冷蔵後はそこにキャスターが付いており、従業員が一人でも押して運ぶことができ、そのまま車両に積み込める。荷物を衝撃から保護でき、作業効率も向上するという。温度設定はセ氏3度とマイナス18度に切り替えられるので、庫内に間仕切りを入れれば、両温度を同時に保てる。これまではサテライト店(集配網の末端組織)の統括組織である主管支店などに大型冷蔵庫を置き、サテライト店では保冷効果のある「クールコンテナ」と呼ばれる箱に冷凍剤を入れて荷物を管理していた。既に首都圏の中心に100台を導入、将来は既存、新規の全サテライト店に導入する。

2001年度のヤマトの宅急便の取扱個数は約9億4700万個(前期比5.5%増)で、うちクール宅急便の配送実績は約1億1200万個(前年比5.7%増)だった。ゴルフ宅急便などが前年実績割れとなる中で、宅急便全体の伸びに大きく貢献している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:07| 物流事業者