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2002年08月27日

【流通】消費スタイルに合った小規模SCMの時代

――デルコンピュータ、「ホワイトボックス」の販売を開始――


  あ: いや〜 来月ピンチかも。。。

ま: 来月!? 何かありましたっけ???

あ: カードの引き落としだよ・・・
   結構使っちゃったからなぁ。。。

ま: そんな余裕もないくせに
   買い物しすぎなんですよ!
   買い物は財布の中身と相談しながらしないと・・・
   そうそう!身の丈にあった消費活動が大事ですよ!

あ: 身の丈に合った・・・ねぇ。。。
   今の時代。。。思い切った事もしないとね!
 
デルコンピュータ、「ホワイトボックス」の販売を開始』

米デルコンピュータは今月23日から、「ホワイトボックス」と呼ばれるノーブランドの低価格デスクトップパソコンの販売を開始する。小規模事業者に商品を納入する販売店向けに提供するもので、年間30億ドルの売り上げを見込む。ホワイトボックスとは、主に従業員200人以下の企業を顧客とする地方の小規模販売店が、顧客の要望に応じて組み立てるコンピューターのことを指す。割安で、特別注文に応じることができる点が長所とされている。

ま: 新たな戦略への一環ですね! デル方式も!!

あ: 他にもいろいろ噂されてるでしょ 
   プリンターをはじめとした周辺機器への参入とか・・・
   どうなんだろうね・・・

ま: 確かに・・・
   パソコンだけ作ってるっていうのも
   なんだかもったいない気もします。
   ユーザー 特に個人ユーザーでの利用方法って
   周辺機器も含めていろんな用途になってきましたから。。

あ: 今回は小規模販売店に限定した
   「ホワイトボックス」の販売なんだけど
   これは大きな転機になるかもしれないね

ま: でも。。。 従来通りの直販は継続でしょ!?
   この「ホワイトボックス」による展開って言ってもやはり。。。 
   中心的なビジネスとして考えてはいないと思いますが・・・

あ: 「ま:」さんがどう思うなんて知らないけど・・・
   商品の価値を消費する事と
   「消費の仕方」を消費しはじめているっていうか・・・

ま: 何ですか??? 「消費の仕方」を消費?

あ: 最先端のスペックを最適な価格で
   利用者まで届ける流通システム!
   パソコンの進化のスピードと
   ユーザーのニーズを合致させるデルの
   流通プラットフォームによって
   パソコン業界も大きく変わった!
   そして利用者もその価値を享受してきた

   ここにきて パソコンに対するユーザーの
   ニーズが細分化してきたんだよ
   この変化にどうやって対応していくべきなのか?
   例えば周辺機器に従来パソコンで
   行っていた機能が付加されたりね

ま: そうそう! 一部のプリンターでは
   パソコンにつながなくてもデジカメとプリンター
   直接つなげばプリントアウト!って事も可能になってます

あ: 他にも音楽系のソフトや周辺機器の接続によって
   作曲活動を楽しんだりとか・・・

ま: でも。。。 そういう限られた専門性の高い分野って
   ニッチな市場ですから・・・
   ニッチ分野はニッチ企業が台頭してくれば
   いいんじゃないですか?

あ: これからはパソコンの存在意義って
   目的があってはじめて機能するモノになってくる
   一家に一台パソコン時代!から目的毎に対応した
   専門機器としても発展していくんじゃないかな?
   実際、ユーザーベースではこういう動きも・・・ 

パソコン市場で、専門店が組み立てて販売する「ショップブランド」が台頭している。ユーザーの使い道に応じて中央演算処理装置(CPU)などを選べる。価格も一般に大手メーカー品より割安。「ショップブランド」のパソコンを販売するのは、九十九電機やパルテック、神代など、もともとパソコン部品やソフトウエアを取り扱う中小の専門店。主に通信販売ルートで全国から受注している。自社工場を持つ企業もあるが、韓国や台湾の組み立て会社に委託している例が多い。

あ: 高スペックの商品を最適価格で・・・
   いち早く最新スペックを手に入れたいというニーズも
   その目的があってはじめて「ニーズ」になる!
   消費者にとっても最先端の機能が欲しい!っていう
   消費スタイル自体を消費してしまってきてるかもしれない・・・
   その前に、商品価値を消費しないとね!

ま: つまり・・・ 身の丈に合った消費活動を!って事ですか?

あ: ちょっと 表現的に厳しいかな・・・?
   パソコン業界に限らずその他分野においても紹介したような
   専門店によるショップブランドが台頭してきても
   おかしくない時代なんだよ。。
   各々のショップにおいてバックボーンとして
   大企業のプラットフォームが機能して細分化された
   消費者の窓口としての小売り機能というのが
   うまくかみ合ったカタチになってくるんじゃないかな?

ま: それは・・・
   より趣味性・専門性の高い分野においてですね!?

あ: そうだね。
   そうした分野がいくつも存在しても
   無駄のない流通ラインができてくる・・・
   SCMって大企業のものだけじゃなくて
   これからは小さなSCMがいっぱいできてくる
   流通社会になるべきなんだよ

ま: デルも世界最大のOEM業者になるかもしれませんね!

あ: それはどうだかわかんないけど・・・

ま: やっぱり身の丈に合うって事が大切なんですよ!
   「あ:」さんも身の丈にあった消費活動を心がけてくださいね!

あ: 言われなくても心がけてるよ・・・
   身なりを見ればわかるでしょ!

ま: そうでした・・・

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投稿者:gotsuat 15:10| 流通