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2002年09月17日

【物流】PHSでパレット位置追跡

9月1日付けでウベパレットとレンタルリーシングが合併、新会社ウベパレット・レンタルリーシングとしてスタートしたのを機に、レンタルパレット事業のサービス強化に乗り出した。パレットにPHS端末を装着してパレット位置を把握する「パレット位置追跡システム」を開発したほか、パレット紛失保証制度の導入や、割れたり欠けたりしたプラスチックパレットの補修事業も開始。日本パレットレンタルと日本パレットプールの二社による寡占状態にあるレンタルパレット業界に独自のサービスで積極構成をかける。

今回の目玉であるパレット位置追跡システムは、バーコードやIDタグによる従来の方式と異なり、リーダーが設置されていない場所でも簡単に追跡できるのが主な特徴で、東京大学大学院(東京大学をベースとしたNPO法人「WINの会」)と共同開発した。すでにユーザー企業5社に対し新システムを導入しており、評価されている。

追跡システムは、ユーザーがPHS端末をレンタルし、位置情報を取りたい自社またはレンタルパレットに同端末を装着するだけで、日々検索される位置データの提供を受けられるという仕組み。端末レンタル料・通信料・検索料込むの利用料金は端末1台当たり月額3,000円程度で、最低レンタル単位は20台。端末のバッテリーは6ヶ月程度持続するため交換の必要性はないという。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:17| IT関連